2011年12月16日金曜日

位置情報を用いたキャンペーン

2011年位置情報を用いて行われたキャンペーンに関してまとめてみた。


▼位置情報サービスを利用したキャンペーン2011
http://matome.naver.jp/odai/2132376520709193901


ただの、来店促進キャンペーンから、体験させロイヤリティを高めるキャンペーンなど様々である。
今後は、来店だけのキャンペーンは少なくなり、ロイヤリティを高めるために使われるほうが増えるのではないか?と思っていたりする。


個人的に気になったキャンペーンを4つほどご紹介。



GranataPet(チェックイン・ドックフード)
http://wsm.youweb.jp/blog1/2011/08/foursquarebillboard.html

ペットを連れたオーナーが「GranataPet」のビルボードの前でfoursquareにチェックインをすると、自動でペットフード一食分がビルボードに設置された吐き出し口から出てきて、イヌが試食できる、という仕掛け。
※見込み客に確実に試食させ、ソーシャルメディアで拡散させて、体験のプロモーターとなっている点、そしてなにより、「面白い体験」を提供しているところに注目!そして、喜ぶのは自分の愛する「ペット」という点も人間心理をついている気がする。


②gift mashine(nokia×4sq)
http://www.mif-design.com/blog/2011/09/25-091024.php
4sqでチェックインすると、自動販売機からプレゼントが取り出せるといったものだ。
※イベントなどの来場者プレゼントとしてうまく活用できそうである。


③ニューバランス
http://everythingbuttheart3104.blogspot.com/2011/08/ar.html
バーチャルなバトンがニューヨークに配布され、ユーザーは地図をもとにバトンに近づき、バトンを獲得する。バーチャルなバトンを保持したまま、ニューバランスのショップにたどり着くと、ニューバランスのシューズがもらえるというもの。
※ユーザーとのエンゲージを高めるためのゲーミフィケーションとしてはとても参加者を楽しませるものになっていると思う。


④Aroma of Tokyo
http://aromaoftokyo.jp/top/
「Layar」で東京の名スポットもしくはキャンペーンに参加している18店のバーを探し、「4sq」または「ロケタッチ」でチェックインしてポイントを獲得する。ポイントに応じてプレゼント(オリジナルカクテルのクーポン券など)がもらえる。
※ただたんの来店促進ではなく、商品を体験してもらう(飲んでもらう)、いいところを知ってもらうという仕掛けを用意した上でのキャンペーンというところに注目!


個人的には、単なる来店促進系のキャンペーンにはあまり興味がない。利益という点において、あまり効果がないんじゃないか?と思うからだ。先日のユニクロのキャンペーンは成功だったのだろうか?このキャンペーンの目的はなんだったんだろう?売上アップ?在庫処分?利益はあまりよくなかったのではないか?と思う。
ただ、位置情報のキャンペーンのいいところは、「クーポン当選→購入」までのタイムラグがないところだと思う。店頭でクーポンもらえたら、その場で購入しようと思うよね。だから、売上アップにはつながる。
また、先日のユニクロのキャンペーンで思ったことは、多くの人が来店したかと思うが、結果レジはかなりの列。せっかくクーポンがあたっても、なんだか購入する気がなくなる。


よくある位置情報を利用したキャンペーンで、店舗にただつれてくるだけのキャンペーンは、今後なくなっていくのではないか?と思っている。結果一見さんしかこないから。リピータにしないと、店舗側のメリットはあまりないのではないか?と考えてしまう。なので、リピータにする仕掛けのある来店促進キャンペーンはありだと思う。
ただ、イベント会場などでは話が別で、ブース来訪者数を増やすための位置情報活用は効果的だと思う。
また、ユーザに「楽しい体験」をさせるキャンペーンは、ユーザロイヤリティを高めるので、その目的での位置情報を利用したキャンペーンも効果的だと思う。


成功や効果的かどうか?は、キャンペーンの目的や、CPにもよるんだが・・・。









1 件のコメント:

  1. 調査結果:ロケーション系サービスの可能性について―【私の論評】ローケーション機能は、ガラパゴスで培われた日本のほうがアメリカよりはるかに受入れられている!?
    http://yutakarlson.blogspot.com/2011/12/blog-post_17.html
    こんにちは。ロケーション系サービスは様々な可能性があるものの、最近のアメリカの調査では、認知度はまだまだというところです。しかし、日本では、ガラケーの時代から、GPSはあまり使ってはいなかったものの、地図情報サービスなど、これに近いサービスは結構ありました。それに、facebookや、twitterなどで、てのこんだアリバイづくりをしている女子もいることなどから、こういうサービスは、日本のほうが、認知度が高いのではないと思います。だから、ロケーション系サービスなどは、まずは、日本で実験するなどのことをすれば良いと思います。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。

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